1. はじめに
自分の将来について考えたいと思っていた際に、ふと目に留まったので読んでみました。お金および時間の適切な使い方について、なんとなく頭ではわかっているけどなかなか実践できないことが記載されており、新しい気づきがありました。特に目まぐるしい忙しさで人生を送っている人にお勧めですので、ぜひ読んでみていただけると良いかと思います。
2. 著者のプロフィール
ビル・パーキンソン
1969年、アメリカテキサス州ヒューストン生まれ。アメリカ領ヴァージン諸島を拠点とするコンサルティング会社BrisaMaxホールディングスCEO。現在は、1億2000万ドル超の資産を抱えるヘッジファンドのマネージャーでありながら、ハリウッド映画プロデューサー、ポーカープレーヤーなど、さまざまな分野に活躍の場を広げているそうです。本書が初めての著書だそうです。初めてでこれだけ売れるなんて驚きですよね。
3. 重要ポイント
□はじめに
アリとキリギリスの対比の話において、アリのようにコツコツと働くべきだという教訓が一般的には語られています。しかし、アリはいつ楽しむことができるのか、ということについて本書で疑問が投げかけられています。日々忙しくて人生を楽しむ暇もない、という状況に置かれている人にとって、考えさせられる内容となっています。
□今しかできないことに投資する
・人生で何がしたいかを真剣に考えて、それにお金を投資する。
日々の忙しさにかまけて、やりたいことを計画する機会が少なくなっていると感じています。特に予定もなく土日を迎え、ダラダラと過ごしてしまうことが多々あるので、バケットリストを作って本気でそれを達成していこうと思います。
・一刻も早く経験に金を使う
人生で一番大切な仕事は、思い出づくり。結局、死ぬ時にはそれしか残らない。
特に子供がいる人は、子供と一緒に過ごすイベントに一刻も早くお金と時間を使った方が良いと思います。すぐに子供は大きくなってしまうので、思ったより子供と一緒に遊べる時間は少ないので。
□ゼロで死ぬ
・人生を最大限に楽しむためには、無意識な自動運転をやめて、自らの意思で思う方向に操縦する必要がある。
私は習慣を大事にして生きていることもあり、無意識に日々を過ごしてしまっていることが多い気がしています。どこかで舵を切らないと気づいたら人生終わってるという状況になりかねないので、意識して行動していきたいです。
・仕事が好きだから仕事以外に時間やお金を使う必要はないと思っていても、仕事以外にも投資すべき。
いくら仕事が好きでも、死ぬまで現役でバリバリ働くというのは難しいし、どこかで仕事の能力のピークを迎えると思います。そうなった時でも人生を楽しめるように、仕事以外の楽しみを早いうちに見つけておくことは重要だと思います。
□人生最後の日を意識する
・あと何日生きれるかを表示するアプリを入れる。
早速アプリを入れてみました。具体的な数字で残り日数が表示されると、一日一日の大切さが身に染みる気がしますね。個人的には自分の人生があと一年だったら何をするかを考えるのも有効だと感じています。期限を意識して生きていきたいですね。
□子供には死ぬ前に与える
・死んだ時の残った財産を子供に与えるのではなく、生きているうちに与えた方が価値があるし喜ばれる。
確かに60歳くらいにお金を相続しても、あまり使い道がないのかもしれないですね。子供が20代くらいの若いうちに資産を渡しておくというのは価値があると思います。分別のある子供に育っていればの話ですが笑。
□年齢に合わせて「金、健康、時間」を最適化する
・健康はお金より重い。健康ではない状態では楽しめることが少なくなる。お金の価値は加齢とともに低下する。
大事なのは当たり前のことですが、つい疎かにしてしまいがちなのが健康ですよね。いかに健康寿命を長くするかという点を意識することが重要だと感じています。健康のためにお金と時間を配分することを意識したいですね。
・中年期にはお金で時間を買う。
忙しい中年期においては、家事に時間を割くのではなく外注できるところは外注して、重要なことに時間を割くべき。
例えば洗濯物を干したり皿を洗ったりすることは、個人的にはそこまで嫌いなことではないのですが、もっと有意義なことに時間を使うべきですよね。まずは洗濯物を干す時間を短縮するために、ドラム型洗濯機の購入を考えてみようかと思います。
□やりたいことの「賞味期限」を意識する
・どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくる。
5歳の子供がいまして、たまに抱っこを求めてくるのですが、これが最後の抱っこになるかなと毎回思います。今しかできないことに時間を配分していきたいです。
□大胆にリスクを取る
・リスクを取らないことに対するリスクを過小評価すべきではない。若いうちにとるリスクは思っていたよりリスクにならない。
大学生時代に戻れるのであれば、自分でビジネスを始めるなどのチャレンジをしておけばよかったと心から思います。学生時代にアルバイトに時間を使うのではなく、自分で0→1を生み出す経験に時間を使うように自分の子供には伝えたいです。
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