ストレージ用語整理

SAN
Storage Area Networkの略。ストレージ装置やテープライブラリとサーバを接続させるネットワークのこと。LANとは別の専用ネットワークであり、LANで使用するプロトコルがTCP/IPなのに対して、SANではファイバチャネルプロトコルという別のプロトコルが用いられる。
SAN導入の分かりやすいメリットとしては、ストレージ統合による管理・運用コストの削減です。

SANについては下記のサイトが良くまとまっていますので、詳細知りたい人がいれば見てみてください。
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/0208/22/news001.html

HBA
Host Bus Adapterの略となります。サーバをストレージに接続させるためのアダプターです。プロトコル変換やフロー制御、インターフェース変換などの処理を実施しており、サーバのCPUに負荷をかけずにデータ転送を行うことができます。このHBAにSFPモジュールを搭載します。

SFPモジュール
電子信号を光信号に変換する拡張モジュールとなります。FCスイッチに付属して使うモジュールとなります。価格が安めで1万円しないくらいの部品なので、FCネットワーク関連でエラーが発生した際は、気軽に予防交換するような部品となります。ちなみにSFPとはSmall Form-factor Pluggableの略とのことですが、直感的にわかりづらい名称ですね。。

ファブリック
SANのネットワーク形態の一つで、FCスイッチと各ノードをスター状に配置する形態です。各ノードが帯域幅を占有できるのでノード数に関わらず高速なデータ転送が可能、かつ障害発生時の可用性も高い形態となるため、一般的に用いられるSANネットワークの形態です。

WWN
World Wide Nameの略で、FCスイッチやHBAのようなハードウェアに割り当てられる変更不可のアドレス。MACアドレスのようなイメージで考えると分かりやすいです。

WWPN
World Wide Port Numberの略で、ストレージのファイバーチャネルを特定する番号。トラブル時のエラーに本情報が記載されていることがあり故障個所の特定につながることがあるので、覚えておくとよいですね。

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