「外資系コンサルのスライド作成術」を読んでみた。

□本書を読んだきっかけ
中堅エンジニアになると、パワポ資料を作成して顧客に説明する機会が増えてくる人が多いと思います。伝わるスライド作成方法を勉強したいと思い、本書を手に取ってみました。

□著者のプロフィール
著者の山口周さんは、外資系コンサルティングファームを渡り歩いてきた経営コンサルタントです。スライド作成のクオリティは、コンサルファームが頭ひとつ抜けている印象なので、ぜひ山口さんのノウハウを参考にしたいですね。

□重要ポイント
<スライドの構成要素は6つ>
①メッセージ
スライドで伝えたいこと。1スライド1メッセージと良く言われますよね。
まずこのメッセージから記載することを心がけるようにしましょう。
②グラフ/図のタイトル
メッセージの根拠となるデータや概念図
意外とグラフ/図のタイトルの記載を忘れてしまう人が多いので気を付けましょう。
タイトルがあるとないとでは、理解のスピードが大きく変わります。
③グラフ/図
特にインフラ関連の説明をする際には、図による説明は必須だと思ってます。
④脚注
注意すべき点や補足内容があれば記載
⑤出所
⑥ページ番号
ページ番号を隠してしまう人がたまにいますが、質問する人からしたらかなり困ります。

<色を多用することは避ける>
基本的には白黒で伝わる資料を作成し、ここぞというところで色を使うようにする。色が多すぎると情報が多くなり、理解するのに時間がかかる。

<情報量をなるべく減らす>
情報量を詰め込みすぎると読む人の理解度が大きく落ちます。私が働いている会社は1スライドにかなりの情報量を詰め込む傾向にあるので気を付けたいですね。

 

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